2009_03
06
(Fri)17:06

DD杯(ワーネバ小説)


昔に書いた、ワールドネバーランドプルト共和国に関する小説です。
結構お気に入り。以前、ワーネバのサイトさんに投稿した作品です。
今は閉鎖されてる様なんですが、ログとっていたので、思い出にUP♪
ワーネバ関連の小説なので、興味ある方はどうぞb
画像は、初代PCのルティ・ムールイメージイラストです。


DD杯
「カン」
夜を告げる鐘が鳴った。
みんな、いそいそとプルト闘技場に向かう。
そう、この年499年はDD杯の日!


そんな中、今年入学したばかりの少年もプルト闘技場に向かっていた。
(バグウェルに会える!)
胸を期待と興奮に躍らせながらディスクリトは走っていた。
幼いころからバグウェルに憧れる少年はこの日を誰よりも楽しみにしていたのである。


闘技場に入るとすでに人が集まっており、小さなディスクリトには見る場所は用意されていなかった。大人の人にぎゅうぎゅうに押されながらなんとか父を見つけ隣に座った。
「おや。ディスクリト。見えないのか。そうか。父さんが肩車をしてあげような。」
ディスクリトの父親ジャパン。優しい彼はそっと息子を担ぎ上げ見えるように肩車をした。
「ありがとう。父さん。」
ディスクリトの視界が広がった。
そこにはたくさんの観客の姿と司会者の姿、そして舞台の上には今回の出場者、コークショルグ長の姿があった。


「さあさあ〜。皆様〜。大変長らくお待たせいたしました〜。これから499年DD杯をはじめま〜す!今回の出場者は我等がコークショルグ長ルティ・ムール選手〜〜〜。」
司会者が紹介すると選手ルティは戦いのポーズを決め挨拶した。
ワアアァ!ワアアァ!
会場内から大きな歓声があがる。
ルティの名を呼ぶもの。叫ぶもの。そして、興奮のあまり顔が真っ赤になっているもの。様々な歓声が入り混じる。
「そして〜!!!!対戦相手は〜『龍・バグウェル』選手〜!!!!」
司会者がそういうと
どこからともなくピカッ!とまばゆい光が放たれた。
そして、ゴゴゴゴゴゴ・・・とすごい騒音とともに光の中から「龍・バグウェル」が現れた!
ワアアアアアァァァ!!!!!!!
そしてまた辺りから大きな歓声が湧きおこる。


「すげぇ。」
目を丸くして見つめるディスクリト。生まれてはじめてみる龍だった。


「我と対戦するのはおぬしか小娘。その力とくと見せてもらおう。」
「こっちだって負ける気はないわ!悪いけどこの勝負勝たせてもらうわ!」
二人は鋭い視線を交わしあいそして戦闘の態勢に入る。


そして・・・
「カァン!!!」
乾いた音をたて戦いのゴングが鳴った!!!


「いくわよ。バグウェル!!コールドランス!!!」
先制をとったのはルティだった。バグウェルが防御をする直前で、攻撃を与える。
「ブレイズソード」
連続攻撃!決まった!!
ワアアアアアァァァァァ!!!!!わきあがる歓声。ディスクリトも知らずうちに喜びの歓声をあげる。


「ぬぅ。これでどうだ。ドラゴンゲイル〜。」
バグウェルの攻撃!!!
ルティは一歩後ずさりかわそうとしたが遅かった。一気に80ポイント大ダメージ!!!
「まだまだ〜。」
そういうとルティは持ち前のスピードを生かし、もう一度「コールドランス」を放った。
ルティがスピードに身を乗せ放った一撃は見事バグウェルを直撃!!!
一気にダメージを与える事に成功した。
ダメージを受けたバグウェルはズドオオォンという音をたて後ろに倒れた!
ルティの放った攻撃が急所に決まったのである!
「こ、この私に勝つ人間が現れるとは・・・。」
バグウェルはそういうとズゴゴゴゴゴゴという騒音とともに会場を後にした。
ワアアアアァァ!!!ワアアアアァ!!!
闘技場内から今まで出一番大きな歓声が沸き起こった!!!


「ただいまの試合〜。なぁんと!!!ルティ・ムール選手の優勝です!!!498年DD杯優勝はルティ選手〜!優勝したルティ選手にはDDドロップが与えられます。」
司会者の手から優勝賞品「DDドロップ」がルティに渡された。
勝利のガッツポーズを決めるルティ。
その表情からは満面の笑みがこぼれていた!
ワアアァ!
湧き上がる歓声。
ルティ〜!ルティ〜!
湧き上がる声援。
ピュ〜ゥイ!
どこからともなく聞こえる口笛。
まだまだ覚めやらない熱気の中今年のDD杯も幕を閉じた。


「父さん。面白かったね。オレ、絶対大人になったらバグウェル倒す〜!」
家に帰る帰り道。ディスクリトは父親の前に立ちルティが勝利したときにとったガッツポーズを真似て見せた。
「そうか。頑張れよ。お前は強い子だ。絶対倒せる。」
父親が力強くそういうと子供はおおいに喜び、
「今だ!ドラゴンゲイル〜!」
父親にタックルをくらわせた。
「おやおや。」
父親はそれを軽く受け止め、子供を肩に乗せてこういった。
「おまえが大きくなったらバグウェルを倒す姿を父さんに見せてくれよ。男同士の約束だ。」
「うん!!!絶対!!!それまで父さんオレのこと応援していてね!」
「ああ。もちろんだ。」


父親との二人だけの約束。
小さな子供はどれだけ嬉しかっただろう・・・。


その後、ディスクリトは成人し、
数年後闘技場に彼の姿があった。
ジマショルグ長の服に身を包んだ彼。
数年前に描いた夢を今実現するときがきた。


508年DD杯・ディスクリト・バイドラー優勝!!!


少年は幼いころの夢をかなえた。
DDドロップをもって闘技場の階段を降りる彼。
そこには、父母、そして愛しい妻と息子が暖かく出迎えた。
「よくやったな。」
父親がそういうとディスクリトはニッっと笑い勝利のVサインをとってみせた・・・。


ディスクリト・バイドラー(11)508年最年少DD杯優勝!
ハーム博物館にこの記事が載ったのは次の日のこと。
それから数年・・・今でもその記録は破られていない・・・。





登場人物
ディスクリト・バイドラー
*ジャパンそしてテイタムの長男。
ルティ・ムール
*私の初代PC。武術の素質は高かった。
ジャパン・バイドラー
*ディスクリトの父親。クレイグ国初期国民。
私がプルトをプレイしていて本当に起こったお話です。DD杯ってなんだかドキドキするんですよ。どっちが勝つかな〜って。
そんな雰囲気が少しでも伝わったら嬉しいです♪
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